高圧ガスによる事故を無くすため、高圧ガスの製造や貯蔵、販売や輸入、移動、さらには消費や廃棄に至るまでを、一定の規準に基づき規制し、加えて、高圧ガスを扱う民間事業者や高圧ガス保安協会などの自主的な活動を促すという、公共の安全を保つための法律が、高圧ガス保安法です。それには、大きく分けて2つの規則があります。それは、特定設備検査規則と冷凍保安規則の2つです。
特定設備検査規則は、高圧ガス保安法と高圧ガス保安法施行令という2つの法律に基づいて、特定の設備が規定されています。高圧ガスを使用する熱交換器を設計するとき、圧力と容積を掛けた値が0.004を超えるものなどに適用されています。
冷凍保安規則は、高圧ガス保安法に基づいて、冷凍に用いる高圧ガスに関係する保安について規定されています。たとえば、プレート式熱交換器の場合、冷媒側の内側の容積が15リットルを超えるものに適用されています。