ファンコイルユニットとは空調システムの一つで、建物に対して血管のように配管を通して水を流す仕組みを持っています。エアコンの場合は冷媒管が単独で付随してきますが、ファンコイルユニットの場合、中央制御となるため冷水を流している場合には配管の通ったどの部屋も冷却することができます。ファンコイルユニットは電気によって水を循環させていますが、中央制御によって一定の圧力で温度を保つことができるため、電気の消費量を削減することができます。エアコンの場合、簡単にスイッチのON、OFFができますが、その分、一度にかかる消費エネルギーは高くなります。従って、ファンコイルユニットはホテルや病院、学校など使用用途が均一の建物に対して取り入れることがおすすめです。建物によってはエアコンと組み合わせた使用を検討する場合もあります。